いつも人を悩ます問題。今回は、その問題について考えてみた。
人は必ず問題にぶつかる。それは1日、1ヶ月、半年、もしくは一生涯かけても解けない難問。
ある問題に対して、複数人で解き明かそうとする事もある。しかし、人数分の視点をもっても、決して解けない。
よく視点を変えて問題を見直そう、と挑む事がある。しかし、答えが出たとしても、根本的な問題解決に至らない事が多々ある。つまり、代案。あくまでも代わりの解でしかない。
私は思う。解は問題の“逆にある”のではないかと。
アメリカの作家であるシェル・シルヴァスタイン作に「僕を探しに」という絵本がある。
詳細な内容は省くが、“人は生涯をかけて、自分の足りないピースを探す”というテーマ。
結局、解は見つからないもの。そう思う。
何故なら、解はいつも自分が探し求める“逆側”にあるから。
人は振り向くことはできる。自分の人生は“○○○だったな”と。しかし、その逆側は見れない。
逆を見るには、自分の過去、自分のアイデンティティーを否定することになる。そして否定することで、僅かにそのピースの面影を見つけられるかもしれない。その程度だ。
でも、人は問題に解を求める。一握りの人はその才能や努力、偶然に見つけるかもしれない。
しかし、その解が、本当に正しいかは、誰一人わからないと思う。
過去になれば、逆側にあるものが見やすくなるかもしれない。
私は思う。問題の解は、一生涯、見つけることが出来ないと。