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「生きるために必要なもの」について Part 1 ( 2020.4 )

空気、水、日光、食物…etc。人が生きる為には必要である。但し、これらは物質的なものであり、生命を維持する事を指している。 そこで考えてみた。現在、世の中には食べ物や水などを溢れている。一部の地域では不足してしまっているのは、悲しいことだが。日本は特に飢えで死んでしまうことは、そうそうない事である。

ちょっと見方を変えてみた。つまり日本に限らず、人が社会で生活する為に必要ものは、私は以下の3つだと思う。

「気」「技」「安」

「気」はなくてはならない。やる気がなければ、希望も何もない。人はただ生きているだけ。それだけに気は大切な要素である。何を欲しがる気、楽しむ気など、人は「気」があるからこそ、生きていけるのだと思う。

「技」も必要である。これは物質的なものを得る為である。誰しもお金を稼ぐ。ただ、何も考えず何もしないでいては、得ることはできない。「気」を生み出す為の要素でもある。確かにお金が全てではない。世界では、お金がなくても生活していける社会的環境もある。だが、大抵は必要に迫られる。その物質的な要素を得るには技術が必要である。先進国では当然のことだ。会社員でも、経営者でも、アーティストでも、誰しも自分の得意な分野がある、言い換えれば、自分自身が「出来ること」を行い対価を得ている。それに必要なものは、個々が持っている「技」である。

人は、常に働けるだろうか? 人は、常に元気でいられるのであろうか? そこで必要なのは「安」である。これは安らぎということ。人間はパーフェクトではない。やる気もあり、技もある。そしてお金もある。だが、それらを常に意識し続けることはできない。人間には休息が必要である。これは面白い。安は何を生み出しているのかというと、次への準備。傷ついた心を癒すモノ。

あえて誤解をおそれずに言っているが、「気」「技」「安」は、現代の日本には少なくとも必要な要素に思えて仕方がない。



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