Little Wonder

スバル/SUBARU WRX STI


愛車だったが、すぐに手放してしまった。

45才くらいの時、突然、SUBARU車に興味を持ちました。
2.0L水平対向4気筒ターボエンジンを搭載したWRXを手に入れたい!
とすぐに思いました。

水平対向エンジンを作っているのは、世界でスバルとポルジェだけ。
雑誌とかのレビューを読んでみても、WRX STIに搭載されているエンジンは、「EJ20」という名機であり、今後、この型のエンジンの開発はしないと書いてあった。

ドイツ車好きの私にとって、考えてもいなかった日本車、それもスバル車を購入するとは、考えてもいなかった。
会社の同僚から、「家の父はスバリストなんだ」と聞いて、スバリスト?なんだそれ?って思ったが、ネットで調べてみると、スバルもBMWと同じく飛行機のエンジンを製造し、その後、自動車エンジンを製造するようになったメーカーだと知った。
AudiやBMWと乗り継いできた私にとって、今振り返っても、スバル車を購入したことは、我ながら驚きであった。

ちょっと予算オーバーだったが、購入した。

実際にステアリングを握り、エンジンをかけると、「ボー」と低く力強いサウンドが聞こえ、「さあ、これから戦いだ!」なんて思ってしまうほど、良い音が聞こえた。
ちょっと前なら、暴走族と間違えられそうな音。でも、車のスタイリングは、当然、族っぽくない。
ドイツ車は、Bauhausの影響もあり、機能美から産まれるデザインだが、このWRX STIは、良くも悪くも「ガンダム世代」には受け入れられるかっこよさがあった。

スバル/SUBARU WRX STI

実際に乗ってみると、ステアリング重い...。サス硬い...。燃費悪い...。
これ、本当に人気車なのか?と思う程、運転手には扱いづらい仕様だった。
でも、京都まで車で新東名を走った時、このエンジンのレスポンスの良さに驚いた。
あと、4WDと揺れを吸収するだけのボディ剛性があり、スピードを出すほど、安定した走りが出来た。
トルクもあり、ギアは6速のままで、ATみたいに高速を爆走できる。ターボということもあると思うが、低回転からも太いトルクが感じられ、高回転まで回すと、ターボラグなしにきれいにレッドゾーンまで回る。
これが、レース向けのクルマであることを実感した。

だけど、1年も乗らないうちに、手放してしまった...。
理由は、MTは疲れる(特に渋滞)。あとは、重ステ...。そして決定的だったのが、市街地での乗り心地だった。
ちょっとした段差も、拾ってしまうほどに硬く絞められたダンパーには、参ってしまった。

その後、Audi A4Qに乗り換え。同じ4WDだが、「これ、クラウン?」と思うほど、乗り心地がよく感じた。

でも、今思うと、手放したことを大変後悔している。
国内A級ライセンスも取得したので、サーキット走行をしたいから。
それに加えて、やっぱりEJ20というエンジンは、よく出来た名機だった。

もう一度、買い換えようと思っても、WRX STIは中古市場でも値が下がらず、しかもタマが少ない。
WRX S4というクルマもあるが、こちらはMTではなく、私が嫌いなCVTなのでNG。
今からもう一度、同じコンディションのSTIを探すのは困難みたいだ。

人は、その時、間違いだと判断しても、時間が立つと後悔する。
なぜ、後悔するのだろうか?


ただ、EJ20が名機であることは、他のエンジンを知らないと、当然、判断出来ないこと。
人生で「ひとつだけ」を知ったところで、本当のその良さを実感するのは、二つ目を知った時なんだろう。
当たり前のことかもしれないが...。


あー、もう一度WRX STIに乗ってみたい...。
と、SUBARU WRX STIのお話でした..。

【動画】WRX STI搭載のEJ20が出来るまでは、TouTubeで見れます。